石川裕也
2007年入行

海外支援チームでのエピソード、1日のスケジュールをご紹介します。
私が所属する海外支援チームは、海外進出されている、または海外への事業展開を検討されているお客さまに対し、現地情報の提供から販路開拓まで、ニーズに応じた幅広いサポートを行っています。
例えば食品製造業の社長さまから「海外に食品を売りたい」といったご要望があれば、実際に現地へ向かってショッピングモールを視察し、マーケティング（市場調査）を行います。
さらに次のステップに進まれる場合は、実際の販売先となる「ディストリビューター（現地の卸売業者）」を紹介し、私が仲介役となって商談の場をご用意します。
これは非常にシンプルな例ですが、このように海外進出の際に生じるさまざまな課題に対して、現地をよく知る私たちならではのサポートを行い、お客さまの想いを叶えるのが私たちの仕事です。
お客さまが海外進出する際の“水先案内人”をイメージしていただけると、分かりやすいかと思います。
海外支援業務を担当する以前は1年半の間、日本の通商・貿易政策の実施機関であるJETROに派遣され、タイに勤務していました。
福井銀行に戻る時のことを想像しながら、JETROでの経験が生きるようにと積極的に現地の有益なネットワーク作りに励んだことが、今の業務に役立っています。
福井には海外進出を考えている企業がたくさんあり、頻繁に相談を受けます。
県内の人口が減少傾向にあるなかで、今後海外の需要を取り込んでいくことが福井全体の課題です。
私は「福井の発展のために、世界を舞台に活躍したい」という情熱を持った若い方と、是非一緒に仕事をしたいと願っています。

休日の過ごし方

ミャンマー最大の都市、ヤンゴンにある黄金の寺院「シュエダゴン・パゴダ」にて撮影。オフの観光地巡りは、海外勤務の楽しみの一つです。
福井に戻ってから、行員を対象に「現地海外視察ツアー」を開催する際は、専らツアーコンダクターになるのですが、これにはオフの時の経験が生かされています。