法人営業のやりがいは、
人との関わり。

法人営業 2021年入行 田中 大地

お金を貸すだけが銀行ではない。

─会社に対して専門的なアドバイスができる“コンサル“って格好良いな。
そんな漠然としたあこがれから、銀行員を目指しました。
一方で、銀行に対しては「お金を貸すだけ」というイメージも。
コロナ禍での就活で一度も訪問の機会がなかったこともあり、入行当初は「銀行の仕事は思っていたよりずっと幅広い!」という良い意味でのギャップに驚くことが多かったですね。

成長の糧はとにかく会うこと。

初めて法人営業になった店舗でのことです。
担当するお客さまは基本的に前任者から引き継ぐことが多いのですが、すでに出来上がっている関係性を維持していくには会話力が必要。
そこから融資や商品提案、コンサル支援などにつなげていくには、金融知識も不可欠です。
銀行員としての経験がそもそも少なかった私は自信がなく、次第に足が遠のいていきました。
当然、経験値は上がらないので自信も付かず、ますます訪問しづらくなるという悪循環に・・・。
そんな1店舗目での失敗を活かし、次の支店からは「訪問しないのが一番良くない。自信がなくてもとにかく行かなければ」と意識するように。
一からスタートする気持ちで無理にでも訪問頻度を上げると、次第にお客さまも話してくださるようになり、自ずと会話のスキルも上がっていきました。
今は知識と経験の積み重ねで少しずつ提案できることも増え「お客さまの会社を良くするためにできることは融資以外にもたくさんある」と改めて実感するとともに、楽しみながら法人営業の仕事ができています。

重要な話、の前にまずは世間話を。

忘れられないエピソードは、実はまだありません。
これまでの支店はジョブローテーションが早く、法人営業になってからは1年未満で異動してきたため提案の機会も少なかったんです。
一方で、初めに配属された支店で上司から聞いた「重要な融資の話をするときは必ず世間話から始める」という話は印象に残っています。
心の距離を近づけつつ、ニーズを探ることもできる世間話は意外に重要。
現在は、こうした学びを大切にしながら、あるお客さまの経営改善に向けた計画を作成しています。この支援が無事に完遂すれば、大きなやりがいと共に記憶に残るエピソードになるはずです(笑)。

やりたいことが多い人も、決まっていない人も。

銀行はお金を扱う仕事が中心、というイメージを持っている人は多いかもしれませんが、実際は〝人との関わり〟が何より重要な商売です。
特に法人営業は、業種や地域性、規模などが異なるさまざまな企業の方と話す中で、どんどん見識を広げることができます。
もちろん、制度面でもスキルアップできる環境が整っています。
好奇心旺盛でいろんな仕事にチャレンジしてみたい人も、まだなりたい自分が見つかっていない人も、銀行員に関心をもってもらえるとうれしいです。

※掲載されている内容は、取材当時のものです。