政府方針をもとに、産業界・金融界が連携して、手形・小切手の利用廃止に向けた取組みを行っており、2027年3月末までに、紙の手形・小切手の交換が廃止されます。
でんさいや、インターネットバンキングによる振込等への切替えをご検討ください。
ただし、金融機関によっては、2026年9月末をもって、振出期限や受入期限を設定するなど、前倒しの対応をしている場合もございますのでご注意ください。

以下の要件を満たしたお客さまがご利用いただけます。

属性要件	法人、個人事業主、国、地方公共団体 本邦居住者 反社会的勢力に属さないなど、利用者としての適合性に問題がないこと
経済的要件	福井銀行にでんさい口座を開設していること 福井銀行による審査を経ていること（支払人として利用する場合）
利用資格要件	でんさいネットによる「債務者利用停止措置」中でないこと 破産、廃業などしていないこと

恐れ入りますがインターネットバンキングでのご利用は「快速ねっと」のみのご利用となります。

お取引先がでんさいネットのサービスを利用していない場合は、でんさいで支払うことはできません。
でんさいで支払いをするためには、支払側だけでなく、受取側（受取人、譲受人等）も利用者になる必要があります。

メガバンク等の他の電子債権記録機関(SMBC電子債権記録㈱、みずほ電子債権記録㈱など)で支払ったでんさいを、でんさいネットで利用することはできません。
でんさいネットで利用できるでんさいは、でんさいネットにて支払ったでんさいのみです。

でんさいは支払期日を迎えると、自動的に支払人の口座から資金が引落しされ、受取人の口座に送金されます。
また、手形と異なり、受取人は支払期日当日から資金を利用することが可能となります。

支払人あてに、支払期日の2営業日前に決済情報通知が届きます。
受取人あてには期日案内の通知はありません。

2009年4月に企業会計基準委員会よりでんさいにかかる会計処理についての取扱いが公表されました。手形債権の代替として機能することが想定されており、会計処理上は、今後も存続する手形債権に準じて取り扱うことが適当であると考えられております。

売掛金に関連して「でんさい」を発生させた場合の会計処理例

■納入企業さまの仕訳

		借方		貸方
①	商品100の売買	売掛金	100	売上	100
②	でんさい支払により、売掛債権100を「でんさい」で受け取り	でんさい	100	売掛金	100
③－1	でんさい譲渡により、受け取った「でんさい」を買掛金100と引換えに譲渡した場合	買掛金	100	でんさい	100
③－2	金融機関へ割引申込により、受け取った「でんさい」を現金95と引換えに譲渡した場合	現金 でんさい売却損	95 5	でんさい売却益	100
③－3	支払日に自動決済	現金	100	でんさい	100

■支払企業さまの仕訳

		借方		貸方
①	商品100の売買	仕入	100	買掛金	100
②	でんさい支払により、買掛債務100を「でんさい」で支払い	買掛金	100	でんさい	100
③－1	受取人がでんさい譲渡により、「でんさい」を買掛金100と引換えに譲渡した場合	仕訳なし
③－2	受取人が金融機関への割引申込により、「でんさい」を現金95と引換えに譲渡した場合	仕訳なし
③－3	支払日に自動決済	でんさい	100	現金	100

• 会計処理については、あくまでも参考例を記載しておりますので、詳細は会計士または税理士にご相談いただく必要があります。

取引履歴・でんさい確認・ファイル取引（一括請求）等に使用するファイルフォーマットは、「ファイルフォーマット(アップロード・ダウンロード)(抜粋版)」からご覧いただけます。

【支払人からでんさい支払をした場合】

＜当日扱い＞

「支払人」

• 取消しできません。

「受取人」

• 振出日（電子記録年月日）当日を含む5営業日以内かつ支払期日の3営業日前までに、取消依頼を行う必要があります。
• 振出日当日を含む5営業日目の15時までに、取消依頼の承認までの手続きが必要です。

＜予約扱い＞

｢支払人・受取人」

• 振出日(電子記録予定年月日)の前日15時まで、取消操作が出来ます。

【受取人からでんさい支払依頼をした場合】

＜当日扱い＞

「支払人」

• 諾否回答をしていない場合、「否認」で登録してください。
• 否認期限は、同日を含む承諾依頼通知日以降、記録予定年月日(当日含む)から5営業日以内かつ支払期日の3営業日前までです。回答後は、取消しできません。

「受取人」

• 取消しできません。

＜予約扱い＞

「支払人」

• 諾否回答をしていない場合、「否認」で登録してください。
• 否認期限は、同日を含む承諾依頼通知日以降、記録予定年月日(当日含む)から5営業日以内かつ支払期日の3営業日前までです。回答後は、取消しできません。

「受取人」

• 記録予定日前日まで、取消操作が出来ます。ただし、支払人が承諾済の場合は取消しできませんので、取消操作はエラーとなります。

でんさい変更ででんさいの削除を依頼し、承諾依頼通知日から5営業日後（記録予定日当日含む）までの間に相手方からの承諾回答があれば、取消しできます。ただし、でんさいが以下の条件を満たしている必要があります。

• でんさいが発生日（電子記録年月日）を迎えている。
• 譲渡(でんさい譲渡後に、でんさい譲渡が取り消された場合を除く)や保証がされていないでんさい支払である。
• でんさい支払依頼の場合、支払人からのでんさい支払依頼諾否が回答済みである。